Business Model Canvas · Strategyzer

事業の仕組みを、
一枚で見渡す。

アレクサンダー・オスターワルダーとイヴ・ピニュールのビジネスモデル・キャンバス。誰に何を届け、何を使い、どのように収益を得るかを9つの要素でつなぐ道具です。

理論の解説資料 · 2026年9月28日 · 特定企業の事業計画ではありません
中心の考え

事業モデルとは、価値をつくり、顧客へ届け、対価として獲得する仕組み。9つの欄は個別のToDoではなく、互いに依存する仮説です。

9つの要素|全体図

各欄の「考える問い」を開くと補足を読めます。

供給側:実現する中心:価値を提案する顧客側:届ける下段:成立させる
08 / SUPPLY

主要パートナー

Key Partners

誰と組めば実現できる?

考える問い

供給者・協力者は誰か。何を外部に任せ、どんな依存やリスクが生まれるか。

07 / SUPPLY

主要活動

Key Activities

必ず行う仕事は?

考える問い

価値提案の実現、販売、顧客との関係に不可欠な行動は何か。

06 / SUPPLY

主要資源

Key Resources

欠かせない資源は?

考える問い

人、知識、設備、資金、権利など、モデルの維持に必要な資源は何か。

02 / OFFER

価値提案

Value Propositions

顧客のどんな課題を解き、なぜ選ばれる?

考える問い

商品名だけでなく、顧客の仕事や困りごとに対して何が変わるのかを明確にする。価値提案キャンバスでは、顧客の仕事・痛み・得たい成果をさらに掘り下げる。

04 / MARKET

顧客との関係

Customer Relationships

どんな関係を築き、保つ?

考える問い

獲得、継続、支援をどのように行うか。人的対応か、セルフサービスか。

03 / MARKET

チャネル

Channels

どこで知り、買い、受け取る?

考える問い

認知から購入、提供、購入後まで、顧客と接する経路は何か。チャネルと顧客との関係は別の問い。

01 / MARKET

顧客セグメント

Customer Segments

誰のための事業か?

考える問い

異なるニーズや支払い方を持つ顧客群を分ける。複数の顧客群には、異なる価値提案やチャネルが必要になることがある。

09 / ECONOMICS

コスト構造

Cost Structure

この仕組みを動かすために何に費用がかかる?

考える問い

資源・活動・パートナーに結び付く固定費と変動費を整理する。売上があるだけで採算が合うとは限らない。

05 / ECONOMICS

収益の流れ

Revenue Streams

誰が、何に対し、どの方法で支払う?

考える問い

顧客群ごとに、対価の対象・価格・支払い方を分けて考える。利益ではなく、入ってくる売上の仕組みを示す欄。

配置は公式の9要素の関係を読みやすく再構成した独自解説図です。公式テンプレートの複製ではありません。番号は理解するための読み順で、唯一の記入順ではありません。

一枚の図を、因果で読む

01 · WHO

相手を定める

顧客セグメントを選び、その人が解決したい課題をつかむ。

02 · WHAT / HOW TO REACH

価値を届ける

価値提案を、チャネルと顧客との関係に結び付ける。

03 · HOW TO BUILD

実現可能にする

主要活動・資源・パートナーを組み合わせる。

04 · ECONOMICS

成立を確かめる

収益の流れとコスト構造を比べ、持続できるか問う。

つながりを見る:顧客を変えると、必要な価値・販売経路・提供活動・費用も変わり得ます。1つの欄だけを最適化しても事業全体は成立しません。

書いた後が、本当の検討

仮説 → 検証 → 更新

キャンバスは完成した事業計画や市場の証明ではありません。「この顧客はこの価値に対価を払う」など、成否を左右する仮説を選び、顧客の行動・購入・費用の実測で確かめます。証拠に応じて日付と版を付けて描き直します。

混同しない3つ

  • 価値提案 ≠ 機能一覧:誰の何を変えるか。
  • チャネル ≠ 顧客との関係:接点と、そこで続く関わりは別。
  • 収益 ≠ 利益:売上と実行に必要な費用を両方見る。